ユーロどうでしょう その3

イタリアvsスペイン ですよ!
イタリアが好きになって12年。
思えばユーロ2000で、フランスに逆転負けを喫し、泣き崩れる屈強な男たちに萌えたことから私のサッカー人生が始まったわけですが(邪道)。
それが始まりだったからか、どうも「イタリア」=「残念」って印象なので勝つ気がしない。


しかもスペインだし。
勝てるわけがない。
私の予想も2−0で負けでした。



んが!!
引き分けとか凄すぎ!!


やっぱピルロブッフォンが大好きだ。


10日に行われたEURO2012グループC第1節、スペイン対イタリアの一戦は、1−1のドローに終わった。
王者スペインはF・トーレスを先発から外し、セスクを起用しての“ゼロトップ”でスタート。対するイタリアは3バックを選択し、デ・ロッシが予告どおりにディフェンスラインに入った。
立ち上がりの主導権争いから、徐々にペースをつかんだのはイタリア。ポゼッションでは譲るも、デ・ロッシを中心とした組織的な守備でチャンスを許さず、攻撃では両サイドがチャンスをつくる。13分にはピルロのFK、22分にはカッサーノのシュートと、スペインゴールを脅かす。
スペインはイニエスタがキレのある動きを見せるが、なかなか決定機をつくれない。30分にもイニエスタが得たCKからシュートにつなげるが、GKブッフォンに阻まれる。だが、守備ではカシージャスが34分のカッサーノのシュート、36分のマルキージオのボレーと立て続けに防ぎ、失点を許さない。
前半終了間際には、両軍に決定機。まずはスペインが、シャビの鋭い縦パスからイニエスタがチャンスをつかむが、シュートはクロスバーの上へ。イタリアもカッサーノの右クロスから、フリーとなったT・モッタがヘディングを放つが、またもカシージャスにセーブされた。
スコアレスで迎えた後半、立ち上がりはスペインにペースを譲ったイタリアだが、53分にバロテッリが決定機をつくる。サイドライン際でS・ラモスにプレスをかけ、ボールを奪うと、そのままドリブルでエリア内へ。だが、絶好のシュートチャンスに判断が遅く、S・ラモスにつぶされる。
プランデッリ監督は3分後、バロテッリを下げてディ・ナターレを投入。すると、この采配が奏功する。60分、ドリブルで攻め上がったピルロのスルーパスに、ディ・ナターレが反応。オフサイドラインを突破したディ・ナターレは、冷静にシュートを流し込んだ。
だがその4分後、スペインはすぐに試合を振り出しに戻す。シルバの絶妙なスルーパスから、セスクが同点弾を奪った。追い付いたデル・ボスケ監督は、74分にF・トーレスを投入する。するとその1分後、カウンターから、F・トーレスがスルーパスに反応し、絶好のチャンスを迎えた。ところが、飛び出してきたブッフォンの見事な反応に食い止められ、F・トーレスはシュートを打てない。
一方、ディ・ナターレに加えてジョヴィンコも投入していたイタリアは、77分にその2人がチャンスをつくる。ジョヴィンコの浮き球のパスに、ディ・ナターレがダイレクトボレーで合わせるが、難しい態勢からのシュートは惜しくも枠をとらえなかった。
終盤、勝ち越しに迫ったのはスペインだった。だが、F・トーレスが期待に応えられない。83分、3対3のチャンスを迎えるも、折り返しのパスをあっさりカットされて好機をつぶしてしまいう。さらにその2分後、縦のパス交換から中央を破り、F・トーレスが再びフリーの絶好機を迎えるが、ループシュートクロスバーを越えた。
アディショナルタイムにもX・アロンソのミドルでイタリアゴールを脅かすなど、最後まで勝ち越しを目指したスペインだが、懸命に守るイタリア守備陣を破るには至らず。グループCの強豪同士の初戦は、勝ち点1を分け合う形に終わった。
14日の第2節で、スペインはアイルランドと、イタリアはクロアチアと対戦する。