2009年上半期俺ベス小説10〜6位


10位「沼地のある森を抜けて」梨木香歩

沼地のある森を抜けて (新潮文庫)

沼地のある森を抜けて (新潮文庫)

平たく言えば粘菌の話なんですが、ラストの壮大さがなんともいえぬ読後感に。
こんなぬか床は受け継ぎたくないけどなあ。
全然関係ないですが人類補完計画思い出した。


9位「ガール」奥田英朗【再読】

ガール (講談社文庫)

ガール (講談社文庫)

再読ですが、やはり女性であればこれは面白く読めると思うのだ。
いや〜いるよねこんな人。いや〜あるよねこう思っちゃう瞬間。
奥田先生女じゃないの?とか思ったもの。


8位「氷の華」天野節子

氷の華 (幻冬舎文庫)

氷の華 (幻冬舎文庫)

美しき犯罪者の物語。
ドラマで主人公が米倉涼子と聞いてそのイメージで読んでましたがいやあ、はまるはまる。
読後もすっきりだし、サスペンスものの良作を読んだという感じ。


7位「名探偵の掟
「名探偵の呪縛」
東野圭吾

名探偵の掟 (講談社文庫)

名探偵の掟 (講談社文庫)

ドラマは大失敗しましたが(ていうか失敗は火を見るより明らかな本だ)、ミステリファンなら是非読んでもらいたい。
そうだよなあ、某じっちゃんの孫とか某身体は子供頭脳は大人のバーローが口癖の子とかそう思ってるんだろうなあ、楽屋裏でと納得。
探偵もつらいよなあ。


6位「泣き虫弱虫 諸葛孔明酒見賢一

泣き虫弱虫諸葛孔明

泣き虫弱虫諸葛孔明

これを読んでから、孔明の印象が変人で固定されてしまったため、レッドクリフPart2で孔明が出るたびに笑いをこらえなければいけなくなるという弊害が。
後宮小説といい、斜めから歴史を見る、酒見先生が好きだ。