日本vs韓国 アジアカップ2007


負ける気がしたんだって言うのも微妙だけど、物凄く負ける気がしたんだよ。
日韓戦だもの。


羽生は仕方なかったと思うの。




大荒れ日韓戦…日本PK負けで4位


 サッカーのアジア・カップ第15日は28日、バレンバン(インドネシア)で3位決定戦を行い、日本代表はライバルの韓国代表と対戦、0-0のまま延長PK戦に突入するも、5人で決着がつかず、サドンデスとなったが5-6で敗れ、4位となり次回2011年大会の予選免除の権利を逃した。立ち上がりから白熱した展開で、後半10分すぎには、DF姜敏寿の退場をめぐって韓国のピム監督と洪明甫コーチら3人がバドワウィ主審から退席を命じられ、延長前半には両チームが小競り合いとなる荒れた試合となった。
 FW羽生のシュートが相手GKにはじかれた瞬間、日本の4位が決まった。疲れきった体と、かろうじてつなぎとめた気持ちでは、120分間で勝利をつかめなかった。
 前半からMF遠藤、鈴木、DF加地らがミスを連発した。韓国の激しいマークにも苦しみ、危険なカウンターを受ける場面が目立った。今アジア杯の最後となる試合でPK戦に突入。5人全員が成功させたが、最終的には韓国選手の精神力に屈した。
 転機は後半11分だ。姜敏寿がこの日2度目の警告で退場。これに抗議したピム監督、洪明甫コーチらも退席させられた。だが、韓国側の自滅にもペースは上がらず、後半23分にはFW高原がシュートミス。同28分には途中出場のMF羽生が至近距離からシュートを放つが相手GKの好セーブにも阻まれた。オーストラリア戦と同様、数的優位となった約35分間をふいにした。
 準決勝敗退直後、主力組の疲労とモチベーションの低下を懸念し、先発大量入れ替えを明言した。だが、結果はFW巻をMF山岸に代えるだけにとどまった。「選手はどんな状況でも試合に出たいという。立派です。だが気持ちを満足させるために試合に出していいのか。夜中起きて薬をのみながら考えます」。悩んだ末に出した結論は、闘志衰えぬ主力組の起用。27日のミーティングでは「オレが責任をとる。明日の試合に集中しろ」と伝え、その思いに乗った。だが、AFC側の手配ミスもあっての2日がかりの移動、宿舎の手配ミスなどによる蓄積疲労は予想を超え、宿命のライバルを超えることができなかった。


[デイリースポーツ]