父親たちの星条旗

 

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予告編を見て、
「ああ、きっと硫黄島から帰ってきた後、プロパガンダに使われてしまった哀れな
兵士の姿を描いたのが『父親たちの星条旗』で、
実際の戦いを描いたのが『硫黄島からの手紙』なんだろうなあ」と思っていまし
た。
私は、一年に一回はドン暗い映画を見ようというのが信条で。
まあ、暗いというか、考えさせられる映画ですね。
終わった後に感想なんか言えないくらいの胸のつまるものを。
そのコンセプトにはぴったりでしたけど、予告見た想像とはちょっと違いました
ね。

実際の硫黄島の戦いと、帰還させられてプロパガンダとして利用されていく兵士の
懊悩と、
タイトルの通り、兵士の息子が父親の死後、何も知らなかった子どもが父親の過去
を探っていく、その3パートから構成されています。
しかし、よくも描いたな、イーストウッド
結構戦争シーン描かれているので、ちょっとナイーブな人は見ない方が良いかも。

戦争の下では人が人として生きられず、まるで虫けらのように死んでいく。
結局、戦争って政治家のもので、ゴミのように死んでいくのは普通に生きている人
間なんだなあ。
とか思ったり。
当たり前だが、戦争(・へ・)ヨクナイ!

Nスペの『映像の世紀』とかが見たくなってしまった。

エンドロールでも人が全く立たなかったね。
当時の写真が出るんですよ。
そして、最後に『硫黄島からの手紙』の予告が。
うわあ、これ絶対泣く!